都立中高一貫 過去問について
GWから始めた過去問。
今日は過去問について少しコメントしておきます。
開校してから約10年分位が手に入るようになっている過去問集ですが、
うちがが入手したのは5年生の夏休みでした。当時志望校が定まっていなかったこともあり、2校の過去問をかいました。
傾向を身を以て体験することは非常に大事なことなので、早く取り掛かりたかったのですが、結局、半年くらいは手をつけませんでした。
大きな理由は、
・5年生の中盤では習っていないものが出題されていること
でした。
特に、毎年問われる「割合」の計算問題。これは付け焼き刃ではなく、考え方の基礎から叩き込んでからの方が良いと思いました。
通っている塾では、学校の進学具合を見ながらいろんな学校の過去問を解かせていたし、焦ってやる必要はないかなと判断しました。
その代わり、割合については5年生に2学期に市販の問題集にて学ばせ、6年生になってからすぐに過去問に取り組めるようにしました。
おかげでGWより本格スタートできました。
さて、その過去問ですが、取り組む時に少し工夫した方が良いことがあると思いましたのでお伝えしておきます。
まず始めに、時間をしっかり設定すること。
これは基本ですね。
入試本番も45分という時間ですので、その時間感覚を覚えさせる必要があります。
ただし、「45分で終わり」にしてしまうのではなく、娘には45分と60分という2つの時間を設定しました。
60分までチャレンジして良いよとするが、45分まで解けたところに印をつけてもらうことにしました。
やはり、どうしても毎回45分では時間が間に合いません。特に適正検査Ⅱ、適正検査Ⅲ。
本番ではないし、課題(わからない問題)を抽出し、それが解けるようになることが、過去問を解く目的なので、60分まではOKとしました。
うちの子の場合は、60分で解けないものは、基本的にいくらやっても解けない状態でしたので、時間設定としてはちょうど良かったと思います。
そしてもう一つやった方が良いと思ったのは、点数をつけてあげること。
上述した過去問集には配点が記載されていますのでそれを参考にします。
記述問題の点数の付け方は少し難しいですが、以下のようなところを見るとおおよその点数はつけられます。
・キーワードが入っているかどうか
・記述しなくてはならないポイントが十分か(片手落ちしていないか)
・質問に対して正確に答えているか
ただ、適正検査Ⅰは点数化しませんでした。これは、以下のポイントを見てあげて、指摘するのみとしました。
・ポイントが記載されていること
・文章が流れていること(結論→具体例→自分の意見)
・理解しやすい言い回しかどうか
・字数
・誤字脱字
ということで、できる限りしっかりフィードバックしてあげることに気をつけました。
家庭でこれができると大きいと思います。
塾ではどうしても、「みんなが出来ないところ」のフィードバックが中心になります。
でも、一人一人理解しているポイントや理解度は異なります。本当は一人一人に合わせたフィードバックをすべきですが、それはマンツーマンの塾か家庭教師か父母でしかできません。
でも家庭教師なんか雇わなくても、本気で向き合えば可能です。
私も採点やフィードバックのために、娘が解いてる過去問は一緒に解きます。
結構しんどいです。(GWだからできるんですけどね。)